このような会社は多いです。
しかし、役員は「任期〇年」と、法律で決まっています。
〇年を過ぎたら、自動的にクビになり、もう一度役員になるには、また選挙が必要です。
国会議員と同じですね。何年かに一度、選挙があるのも、同じ仕組みです。

なぜ、任期があるのでしょう?
小学校で例えてみましょう。
1年生から6年生まで、クラス替えのない学校があるとします。
1年生でクラスの委員長になった人は、もし、任期がなければ、卒業まで、ずっと、クラスの委員長です。
そんな委員長がいたら、4年生ぐらいには、クラスの王様になって、誰も逆らえない人になりそうです。
でも、別に悪いことはしていないので、クビにする理由もない。
あぁ、あの人には、卒業まで逆らえないのか・・・
小学校だったら6年で卒業ですが、会社には卒業がありません。
任期がなければ、役員が自分で辞めるまで、ずっと〇〇さん王国です。
このような王国を作らせないために、〇年に1回は選挙して、
「このままでよいのか? 新しい役員にした方がいいのか?」
を、決めるのです。
面倒くさい仕事は、〇年で終わらせてあげよう、という意味ではありませんよ。